結論
- 長州産業の家庭用蓄電池は、スマートPVプラス(ハイブリッド・全負荷、7.7kWh/15.4kWh)と、スマートPVマルチ(構成を選べる、9.7kWh/13kWh)の2系統です。
- 停電時に家じゅうで大きめの出力(5.5kW)を使いたいならスマートPVプラスが候補です。
- 既設の太陽光を活かしたい、特定負荷で十分など、家の状況に合わせて構成を選びたいならスマートPVマルチが候補です。
- 当サイトで確認した4機種はいずれも15年保証です。
- 詳細は長州産業のメーカーページでも確認できます。
長州産業の蓄電池 全機種比較表
当サイトが長州産業の公式カタログで確認した4機種です(確認日:2026年9月24日)。
| 型番 | シリーズ | タイプ | 容量 | 実効容量 | 出力 | 停電時の出力 | 停電時 | 保証 | 設置 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CB-H55T77A2 | スマートPVプラス | ハイブリッド | 7.7kWh | — | 5.5kW | 5.5kW | 全負荷 | 15年 | 屋外 |
| CB-H55T154A2 | スマートPVプラス | ハイブリッド | 15.4kWh | — | 5.5kW | 5.5kW | 全負荷 | 15年 | 屋外 |
| CB-LMP97B2 | スマートPVマルチ | ハイブリッド(単機能構成も可) | 9.7kWh | 8.7kWh | 4kW | 4kW | 選択可 | 15年 | 屋内外 |
| CB-LMP130B2 | スマートPVマルチ | ハイブリッド(単機能構成も可) | 13kWh | 11.6kWh | 5kW | 4kW | 選択可 | 15年 | 屋内外 |
※「—」は当サイトで未確認の項目です。
表を見るときの注意
- スマートPVプラスの構成:CB-H55T77A2はパワコンPCT-55RH2Aと蓄電池CB-LKT77A2のパッケージ、CB-H55T154A2は蓄電池CB-LKT77A2を2台組み合わせたパッケージです。蓄電池は条件を満たせば屋内設置も可能とされています。
- スマートPVマルチの停電時の出力:表の「停電時の出力」は最大構成の値で、自立出力は2.0kVA、トランスユニット接続時に4.0kVAです。特定負荷構成か全負荷構成かで使える範囲と出力が変わります。
- 保証の中身:スマートPVプラスは全負荷分電盤を含めた構成機器が15年保証です。スマートPVマルチの蓄電池は、蓄電可能容量の60%が保証対象とされています。
シリーズごとの特徴
スマートPVプラス:全負荷型のハイブリッド
太陽光のパワコンと蓄電池を1台のパワコンで扱うハイブリッド型で、停電時は全負荷で5.5kWの出力です。容量は7.7kWhと、2台構成の15.4kWhの2種類です。太陽光と蓄電池を同時に設置する場合や、既設の太陽光のパワコンを交換する時期に検討しやすいシリーズです。全負荷分電盤まで含めて15年保証がある点も特徴です。
スマートPVマルチ:構成を選べるシステム
機器の構成によって、単機能/ハイブリッド、全負荷/特定負荷を選べるシステムです。
- 既設の太陽光のパワコンを残したい → 単機能構成
- 太陽光と同時に設置する → ハイブリッド構成
- 停電時は最低限でよい → 特定負荷構成(自立出力2.0kVA)
- 停電時も家じゅうで使いたい → 全負荷構成(トランスユニット接続で4.0kVA)
容量は9.7kWh(実効8.7kWh)と13kWh(実効11.6kWh)です。設置場所は屋内外に対応しています。
長州産業と同じクラスの他社製品
同じ容量帯の他社製品とも比べてみましょう。
| メーカー・型番 | 容量 | タイプ | 停電時 | 保証 |
|---|---|---|---|---|
| 長州産業 CB-H55T77A2 | 7.7kWh | ハイブリッド | 全負荷 | 15年 |
| ダイヤゼブラ電機 EIBS No.8 | 7.7kWh | ハイブリッド | — | — |
| シャープ JH-WB2521 | 7.7kWh | ハイブリッド | 選択可 | 15年 |
| 長州産業 CB-LMP97B2 | 9.7kWh | ハイブリッド | 選択可 | 15年 |
| オムロン KPBP-A+KP-BU97C-A | 9.7kWh | ハイブリッド | 選択可 | 15年 |
| ニチコン ESS-U5L1 | 9.7kWh | 単機能 | 選択可 | 15年 |
※「—」は当サイトで未確認の項目です。
スマートPVマルチ(CB-LMP97B2)とオムロンのKPBP-Aシリーズは、容量・実効容量(9.7kWh/8.7kWh)や自立出力(2.0kVA、トランスユニット接続時4.0kVA)の公表値が共通しています。検討する際は、保証内容や販売店の提案条件もあわせて比べるとよいでしょう。
長州産業の蓄電池の選び方
| こんな家庭 | 候補 |
|---|---|
| 太陽光と同時に設置し、停電時も家じゅうで使いたい | スマートPVプラス(7.7kWh/15.4kWh) |
| 既設の太陽光のパワコンを残したい | スマートPVマルチ(単機能構成) |
| 停電時は最低限でよく、容量は10kWh前後 | スマートPVマルチ(特定負荷構成) |
| 屋内に設置したい | スマートPVマルチ(屋内外対応) |
EVとの連携(V2H)を重視する場合は、長州産業の2シリーズではなく、トライブリッド型の製品も比較表で確認してみてください。
見積もりで確認したいこと
- シリーズと構成(単機能/ハイブリッド、全負荷/特定負荷、トランスユニットの有無)
- 全負荷分電盤など付属機器が見積もりに含まれているか
- 保証の対象範囲(構成機器、蓄電容量の保証条件)
- 補助金の対象製品か、申請のタイミング(補助金ページで地域の制度を確認)
同じシリーズでも構成によって停電時の使い勝手と費用が変わります。複数社から見積もりを取り、構成の違いを含めて比べるのがおすすめです。容量の目安は容量シミュレーターで計算できます。